侍ジャパンと、ユニフォームと

野球日本代表、すなわち侍ジャパンのユニフォームなどに関する二、三の事柄。日本代表ネタ、国際大会ネタがないときは野球カードでつなぎます。お許しを。

【WBC2023 東京ラウンド 公式プログラム】

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もう何度も書いたが、日本における2023年の第5回WBCの狂熱ぶりは異様だった。

もちろんそれはいいことだし、歓迎すべきことなのだが、ささやかながらも弊害はある。人によっては「ささやか」ではないかもしれないが、まあ、次回も同様になるのは嫌なので、どうにか改善してもらいたいと切に願う。

というのは、まあテレビやネットニュースでも散々取り上げられていた、グッズ販売に関することなわけで、1次ラウンド開催中の東京ドームでは満足にグッズを買うことができなかった。グッズ売り場に入るための整理券をもらうために早朝から東京ドーム周辺で並ぶ、という恐ろしい事態となっていた。

まあ、ユニフォームやキャップ、パーカーなどは事前にミズノ公式サイトで予約して購入しておいたので(それも簡単ではなかったが)、タオルとかキーホルダーとかを現地購入しようと思っていたが、その気も軽々と失せた。混雑を避けるためか、ドーム内ではグッズは何も売ってなかった。

いつもなら公式プログラムも試合前に球場で買う慣わしだが、それも叶わなかったというわけだ。

3年後はどうにかしてほしい。

 

 

そんなWBC2023の公式プログラム。

これまでは国際大会らしく、他の出場国の国旗や代表チームロゴ、選手などが表紙のデザインに入っていたが、今回は侍ジャパンのみ。

 

 

1次ラウンド東京プールの公式プログラム、と明記されてるわけではないが、表紙に2023 TOKYOとなっているのでそうなのかなと思いきや、意外に他のプールも同様に扱われている。

 

 

侍ジャパン・トップチーム監督栗山英樹。

とにかく語る監督であった。「言葉」の効用を信じているというか、「言葉」に宿る力の使用方法を心得ていた。それは優勝しても終わらなかった。

 


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大谷翔平。今回のWBCを見ていて多くのプロ野球OBが色々と言葉を発していたが、少なくとも昭和の言葉で彼を語ることにはもう、限界があるように感じた。その前提で大谷翔平は語られるべきだ。

 

 

個人的MVPはダルビッシュ有だ。

準々決勝イタリア戦の前に、年齢的に日本では最後の登板になるかもしれないと語り、そうなのかと思いながら東京ドームでダルビッシュ有のピッチングを見ていたら、とめどもなく涙が流れた。

 

 

 

 

 

 

NPBのWエース。

日本野球のストロングポイントの象徴。日本で見られるうちに見ておくべき二人の投手。

 

 

メジャーリーガー。鈴木誠也の辞退は無念だったが、吉田正尚の漢気に魂が震え、ラーズ・ヌートバーとの出会いに、日本国民は明るい未来を感じたのである。どんな根拠もないが、なんとかなる、という気持ちになった。

 

 

1次ラウンドのプールB、すなわち東京プールだが、名称は統一してほしい。

 

 

 

 

 

 

 

侍ジャパンの面々。

史上最強の名にふさわしいメンバー。これが奇跡的な集合ではなく、日本代表、であるのであれば常に最強メンバーであるべきだろう。

 

 

WBCでは3大会連続で1次ラウンド敗退という結果に終わった韓国代表。WBCでは14年ぶりとなった対戦も日本に大差で敗れた。

世代交代が上手くいっていない、とのことだが果たしてそれだけだろうか?

 

 

予選を勝ち上がって初のWBC本選出場となったチェコ共和国代表。イタリア、イギリス、イスラエルなどの代表メンバーはほとんどがアメリカ生まれ・アメリカ育ちだが、チェコは逆にほとんどの選手がチェコ生まれ・チェコ育ちである。それでいて次回第6回大会出場権を獲得した。

ちなみに中軸を打つマレク・フルプや、ショートボイテハ・メンシクなどは、2015年のU-18ワールドカップで侍ジャパンU-18代表と対戦相手している。日本の先発は森下暢仁(広島C)であった。

東京でチェコ共和国代表の活躍を見ることができたのは、日本の野球ファンにとってたまらない幸福だったのである。

 

 

前大会優勝のアメリカ代表。侍ジャパンとは決勝で対戦した。

昨年のオールスターのときに早々に参戦を表明したマイク・トラウトによって、野手に関してはそうそうたるメンバーが集結したが、投手陣はやはり乗り気ではなかった。

保険の関係で許可が降りなかったカーショウが出場していればもう少し様になったかもしれない。

 

 

侍ジャパンの準決勝の対戦国メキシコ。

日本同様に攻守でベストメンバーを揃えて、初のベスト4となった。一昨年には初のオリンピック出場を果たし、アンダーカテゴリーのW杯の誘致にも積極的でナショナルチームの強化に意欲的である。

日本の野球ファンに強烈な印象を残した、ドヤ顔のアロザレーナは3年後もまた会いたい。

 


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日本現代史に燦然と輝く伝説の地。

準決勝・決勝の舞台となったマイアミのローンデポ・パークである。

いつも公式プログラムを見ていて、アメリカでの開催地のページを眺め、いつか観戦に行きたいのお、と思いを馳せながらいまだ果たせずにいる。