東京五輪が終わり、次の2023WBC制覇に向けて始動した侍ジャパン・トップチーム。監督に栗山英樹が就任し、新しい体制となり、それに合わせてユニフォームメーカーがアシックスから、ふたたびミズノへと変更になり、さて、次はどんなユニフォームになるんだろ?こんなんか、もしやあんなんか、などと空想して楽しむのは自由だし愉しいし。
どうなんのかなあ、なんて思っていたら、どうやら2006、2009WBC連覇のときのデザインをイメージしたものになるらしい。
王ジャパン、原ジャパンでWBCを連覇したときのユニフォームなので縁起はいいし、イチローが着ていたユニフォームだし、印象も強い。初めて2006WBCのユニフォームを見たときは、従来の縦縞からの大胆なモデルチェンジにびっくりぽんだったが、気づけば侍ジャパンユニフォームといえば、あれ、というくらいの地位を築いた。やはり結果を残したユニは強いのである。
確かにカッコいいユニフォームである。だが小久保・稲葉監督で使用されたユニフォームの「JAPAN」レターは、初の侍ジャパンともいえる1931年日米野球でのユニフォームを引き継いだデザインだった。なので、侍ジャパン、野球日本代表のユニフォームはマイナーチェンジをつづけながらもずっとこれでいくのかと思っていた。だが違った。
絶対反対!というほどではないけれど、もちろん断固支持でもない。コロコロ変わるなあ、という印象である。メーカーがアシックスからミズノに戻り、WBCデザイン復活の情報が流れて、Twitterを見ていたら、賛成派が圧倒的だったのには驚いた。縦縞よりも、あの筆記体ユニのほうが人気があるのだ。
そうなのかあ、としみじみしてしまった。縦縞派はオッサンなのかもしれない。
侍ジャパンのユニフォームであるなら、どのようなデザインでも受け入れる懐の深い五郎であるからして、まあなんでもいいのだけれども、現行のホームベース型のロゴマークだけは継続してほしい。
侍ジャパン常設化に伴い誕生したあのロゴマークだけは永遠であってほしいのだ。あのロゴマークが新しいデザインのユニフォームにどう融和してくれるのか、なんだか夢のあることだと信じてます。