侍ジャパンと、ユニフォームと

野球日本代表、すなわち侍ジャパンのユニフォームなどに関する二、三の事柄。日本代表ネタ、国際大会ネタがないときは野球カードでつなぎます。お許しを。

【東京五輪イスラエル代表24名】

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東京五輪アフリカ/ヨーロッパ予選決勝でオランダを撃破し、開催国以外で東京五輪出場一番乗りを決めたイスラエル代表。

東京オリンピックで初めて野球の国際大会に興味をもった方の中には、イスラエル?イスラエルって野球強いの?と、不思議に思うかもしれない。結論から言えばイスラエルでは野球は盛んではないし、強いわけではない。にも関わらず、2017WBCでは予選を突破し、本選に出場して韓国、台湾、オランダを撃破し2次ラウンドにまで進出し旋風を巻き起こした。もちろんこれには理由がある。

イスラエル国外のユダヤ人は本人の希望によりイスラエル国籍を容易に取得することができる。これによりユダヤ系アメリカ人などを中心にして代表を構成することができるのである。WBCでは、親のどちらかが当該国の国籍を持っていればその国がの代表チームに入ることができる。というわけで、代表チームにはイスラエル生まれイスラエル育ちの選手はほとんどおらず、イスラエルにルーツをもつアメリカ人中心のメンバーで構成されている、というわけである。

 

今回の東京五輪イスラエル代表のチーム構成はMLB傘下のマイナーリーガーが5人。今年からMLBと提携し「MLBパートナーリーグ」となった独立リーグに所属する選手が8人。小規模独立リーグとヨーロッパのリーグ所属選手が各1人ずつ。大学生が2人。そしてすでに現役を退き、現在はFA扱いの選手が7人。前回のWBCと比べてもかなりの戦力ダウンである。独立リーグ所属の選手の中には、このオリンピックのためだけに現役復帰した者もいるので、純粋な意味での現役プロ選手の数は半数にも満たない。

ただ、実績のある元メジャーリーガーの名もあるので、油断はできない。

 

 

イスラエル代表

投手

ジェレミー・ブライヒ(FA)

2018年にアスレチックスでメジャーデビュー。

2017WBC予選

2017WBC

2019ヨーロッパ野球選手権

 

ジョナサン・デマルテ(FA)

2019ヨーロッパ野球選手権

東京五輪アフリカ/ヨーロッパ大陸予選

 

ジェイク・フィッシュマン(マーリンズ3A)

2017WBC指名投手枠

 

アレックス・カッツ(カブス2A)

2017WBC予選

2017WBC

 

ジャレド・レイキンド(独立リーグ)

2017WBC予選

2017WBC

 

アーロン・レイクマン(マイナーコーチ)

2013WBC

2017WBCコーチ

2019ヨーロッパ野球選手権

東京五輪アフリカ/ヨーロッパ大陸予選

 

シュロモ・リペッツ(FA)

2017WBC

2019ヨーロッパ野球選手権

 

ジョン・モスコット(FA)

2015年にレッズでメジャーデビュー。

 

ジョーイ・ワグマン(チェコリーグ)

2017WBC予選

2017WBC

2019ヨーロッパ野球選手権

東京五輪アフリカ/ヨーロッパ大陸予選

 

ベン・ワンガー(独立リーグ)

 

ザック・ワイス(マリナーズ3A)

2019ヨーロッパ野球選手権

東京五輪アフリカ/ヨーロッパ大陸予選

 

ジョシュ・ゼイド(FA)

2013年、アストロズでメジャーデビュー。2017WBC2次ラウンド日本戦で先発。

2013WBC予選

2017WBC予選

2017WBC

 

 

捕手

タル・エレル(リン大学)

 

ライアン・ラバンウエー(インディアンス3A)

2011年にレッドソックスでメジャーデビュー。

2017WBC

 

ニック・リックルズ(FA)

2013、2017WBC予選

2017WBC

2019ヨーロッパ野球選手権

 

 

内野手

スコット・バーチャム(ロッキーズ3A)

2017WBC予選

2017WBC

 

タイ・ケリー(独立リーグ)

2016年にメッツでメジャーデビュー。

彼も現役復帰のために独立リーグ、アトランティックリーグのロングアイランド・ダックスと契約を結んだ。

2017WBC

 

イアン・キンズラー(独立リーグ)

2006年に、レンジャーズでメジャーデビュー。二塁手としてゴールドグラブ賞を2回。オールスター出場4回。通算1999安打。

2017WBCアメリカ代表

 

ザック・ペンプラス(独立リーグ)

2019ヨーロッパ野球選手権

東京五輪アフリカ/ヨーロッパ大陸予選

 

ダニー・バレンシア(独立リーグ)

2010年にツインズでメジャーデビュー。

メジャー通算795安打。2018年限りで引退したが、独立リーグで現役復帰した。

2019ヨーロッパ野球選手権

 

 

外野手

ブレイク・ガイレン(独立リーグ) 

2017WBC予選

2017WBC

2019ヨーロッパ野球選手権

東京五輪アフリカ/ヨーロッパ大陸予選

 

ミッチ・グラッサー(独立リーグ)

2017WBC予選

2019ヨーロッパ野球選手権

東京五輪アフリカ/ヨーロッパ大陸予選

 

アサフ・ローエンガルト(マンスフィールド大学)

 

ロブ・パラー(独立ペコスリーグ)

 

 

注目はやはり元メジャーリーガーのイアン・キンズラーだろう。WBCやヨーロッパ選手権、オリンピック予選を経験している選手たちを、ワールドシリーズチャンピオンに輝いた名選手がどのようにまとめ上げるか、期待したい。

オープニングラウンドでは侍ジャパンとは別グループなので対戦する可能性は低いが、韓国、アメリカを相手にどう戦うかが楽しみである。

 

 

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